Archive for 10月 2013
iOS / Android 用の Remote Desktop クライアント
iOS 及び Android 用の Microsoft Remote Desktop Client が公開されました。App Store 及び Google Play から無料でダウンロードできるようになっています。
主な機能は以下の通りです。(iOS 版、Android 版共通)
- RDP 7.1 を利用できます。(RDP 7.1 及びそれ以前のバージョンと互換性がありますが、全機能を利用できるわけではありません。)
- ネットワークレベル認証(NLA)をサポートします。
- 接続先が対応している場合、RemoteFX マルチタッチによるタッチ操作が可能です。(RDP 接続を介して、マルチタッチやジェスチャによる操作が可能です。)
- RD Gateway (Remote Desktop Gateway / リモートデスクトップゲートウェイ)経由での接続をサポートします。
- RemoteApp をサポートします。(デスクトップ画面全体ではなく、対象のアプリケーションウィンドウのみを転送・表示できます。)
iOS 版については、iTunes プレビュー及び iTunes から App Store にアクセスするとダウンロードできます。もちろん、iPhone や iPad の(iOS の) App Store アプリからもダウンロード可能です。
Android 版は、Google Play からダウンロードできます。(以下は、PC 版 / Web ブラウザの Google Play)
iOS 版と Android 版の RDP クライアントは、外出先で利用することが多いと思います。社内(または家庭環境などのプライベートネットワーク)へ接続を行う際は、RD Gateway や VPN 接続を利用します。iOS / Android 版の RDP クライアントがサポートする接続方式は、以下の通りです。
- RD Gateway (リモートデスクトップゲートウェイ)経由での接続
- リモートデスクトップ Web アクセス経由での接続
- VPN 接続(iOS の場合は、iOS 標準機能の VPN)
接続先としてサポートされる OS は以下の通りです。
- Windows 8 Enterprise / Pro
- Windows 7 Ultimate / Enterprise / Professional
- Windows Vista Ultimate / Enterprise / Business
- Windows XP Professional
- Windows Server 2000
- Windows Server 2003
- Windows Server 2003 R2
- Windows Server 2008
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows Multipoint Server 2011
- Windows Multipoint Server 2012
- Windows Small Business Server 2003
- Windows Small Business Server 2008
- Windows Small Business Server 2011
また、RD Gateway サーバー及び RemoteApp サーバーとしてサポートされる OS は以下の通りです。
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2008 (RD Gateway のみサポート / Remote App サーバーとしては未サポート)
- Windows Small Business Server 2011 (RD Gateway のみサポート / Remote App サーバーとしては未サポート)
参考資料
Windows 8.1 用のストアアプリが申請可能に
Windows 8.1 の一般リリースに伴い、Windows 8.1 用のストアアプリを申請可能になりました。
ストアアプリの開発者ダッシュボードからアプリケーション・パッケージをアップロードする際に、Windows 8 用のパッケージと Windows 8.1 用のパッケージをそれぞれ登録できます。
Windows 8.1 用のパッケージを登録すると、Windows 8.1 を実行しているユーザーのストアに表示されます。Windows 8 用のパッケージと Windows 8.1 用のパッケージを両方登録すると、Windows 8 を使用しているユーザーには 8 用のアプリパッケージが、Windows 8.1 を実行しているユーザーには 8.1 用のパッケージが表示(ダウンロード)されます。
Windows 8.1 用のパッケージを作成するには、基本的に Visual Studio 2013 が必要です。Visual Studio 2013 の Professional Edition 以上であれば、Windows 8 用のストアアプリと Windows 8.1 用のストアアプリの両方のパッケージを作成できます。(正確には、両方のプロジェクトを扱えます。単一のプロジェクトから 2 つのパッケージを作成できるわけではありません。) Express Edition (Visual Studio Express 2013 for Windows)を使う場合は、Windows 8.1 用のプロジェクトのみ使用できます。(ストアアプリ用の Express Edition は、2013 から “for Windows 8” ではなく “for Windows” という名称に変更になりました。)
8 用と 8.1 用で個別にメンテナンスを行わないといけないので、アプリ開発者にとっては結構つらいかもしれません。早く Windows 8.1 への移行が進むことを願いたいところです。